
「タイ仕入れって実際どうなの?」「中国輸入との違いは?」「一人で行くのは不安だけど…」
そんな疑問を抱えている海外仕入れ初心者の方、多いのではないでしょうか?
バンコクの市場は確かに魅力的です。独特な商品、手頃な価格、そして何より「他では手に入らない商材」がたくさんあります。でも正直、言葉の壁もあるし、どこで何を仕入れればいいのか分からない…個人で挑戦するには結構ハードルが高いのも事実です。
そこで56回目となる今回の仕入れツアーは、特別企画として凄腕バイヤーの金城さんと一緒に回る「バンコク仕入れツアー」として開催させていただきました。 参加者様からは「ここまで教えてもらえるとは思わなかった」という声をいただきとてもご好評をいただきました。
今回は、実際に参加されたお客様の体験を交えながら、4日間のツアーの様子を詳しくレポートします。
ツアー概要:少人数だからこその贅沢な学び
第56回バンコク仕入れツアーは、2025年5月17日から20日までの4日間で開催されました。今回は1組2名様にご参加いただき、かなり少人数でのプライベート感あふれるツアーとなりました。
今回は少人数だったからこそ、ご質問にじっくりお答えでき、参加者様のご興味や経験レベルに合わせてツアー内容をカスタマイズすることができました。
特別講師・金城さんってどんな人?
このツアーの最大の魅力は、プロバイヤーの金城さんから直接学べることです。長年タイでの仕入れに携わってきたプロ中のプロで、現地のサプライヤーとの太いネットワーク、市場での効率的な回り方、商品選定のコツなど、豊富な知識と経験を惜しみなくシェアしていただきました。

今回ご参加いただいたお客様について
今回ご参加いただいたお客様は、中国輸入のご経験者でした。「中国輸入は参入経験ありだけど、タイ輸入は初挑戦」という状況でのご参加です。
中国輸入のご経験があるからこそ、「タイとの違いは何?」「どんな商材がタイ向き?」「販売戦略はどう変える?」といった、より具体的で踏み込んだご質問をいただけるのも今回のツアーの面白いポイントでした。
1日目:夕食決起会
ツアー初日の夜は、プラトゥーナムエリアのタイ料理店で決起会を開催いたしました。タイ料理を囲みながらの和やかな雰囲気の中で、いよいよ本格的な学びがスタートです。
「タイ輸入と中国輸入、何が違うの?」
「中国は『量』の世界、タイは『質』の世界。中国輸入では大量発注でコストを下げることが重要ですが、タイの場合は少量でも質の高い商材、他では手に入らない独特な商品を見つけることが成功の鍵になります」
金城さんが語る「タイ商材の本当の魅力」

「タイの商材って、本当にユニークなんです。デザインセンス、素材の質感、手作り感…これらは中国製品では表現しにくい部分です。特に、日本の消費者が求める『ちょっと違う』『他にはない』という価値を提供できるのがタイ商材の強みですね」
決起会で最も盛り上がったのは、商材選定のコツについてのお話でした。
「タイで仕入れるなら、『ストーリー』も意識したほうがいいです。この商品はどこで作られて、どんな人が作って、どんな思いが込められているのか。そのストーリーも日本で売れるかどうかの判断材料になります」
2日目:世界最大級!チャトゥチャックマーケット攻略
ツアー2日目は、世界最大級の週末市場、チャトゥチャックマーケットへご案内いたしました。15,000店舗が軒を連ねる巨大市場で、初めて訪れる方は間違いなく迷子になります。でも金城さんという最強のガイドがいるので安心です。

暑季のバンコク、体力勝負の市場巡り
4月・5月のバンコクは一年で最も暑い時期。気温は軽く35度を超えますが、金城さんは効率的なルートを熟知していて、無駄を最小限に抑えながら重要なポイントをしっかり押さえて案内してくれました。
プロが実際に使うサプライヤーを訪問
今回のツアーの特別な点は、金城さんが普段実際に仕入れで使っているサプライヤーを回れることです。一般の観光客ではアクセスが難しい、「本当の仕入れ現場」を体験することができました。
金城さんとサプライヤーのやり取りにも立ち会わせていただきましたが、単なる商品買い付けではなくて、人と人との関係性構築の重要性も改めて認識する事が出来ました。
タイ商材買い付けレクチャーの実践
実際のサプライヤーを前にして、金城さんの買い付けレクチャーが始まります。
「まず、商品を見る時に大切なのは、素材の質感、デザインの独自性、そして日本での需要予測です」
お客様は真剣に話を聞きながら、実際の商品を手に取って確認されていました。座学では絶対に学べない、リアルな商品選定の現場です。
マーケットでのご見学を終えた後は、プラトゥーナムエリアに戻りセンセープ運河沿いのミャンマーレストランで夕食会を開催いたしました。リラックスした雰囲気の中だからこそ、より具体的で実践的なお話をお聞きいただけました、そこもこのツアーの魅力の一つです。
3日目:プラトゥーナム&ボーベー市場での実践仕入れ
アパレル仕入れの聖地・プラトゥーナム市場へ
ツアー3日目は、タイのアパレル仕入れといえばここ!という「プラトゥーナム市場」からスタートです。チャトゥチャックとはまた違った雰囲気で、より仕入れに特化された市場という印象の問屋街です。

チャトゥチャックとの商品ラインナップの違い
プラトゥーナム市場を回り始めて、まず印象的なのは商品ラインナップの違いです。レディース、メンズ、キッズ、アクセサリー、バッグ…アパレル関連の商品が所狭しと並んでいます。
「同じタイでも、市場によってこんなに特色が違うんですね」というお客様のお気づきは、とても重要なポイントです。

いよいよボーベー市場へ!
午後からは、今回のツアーの目玉企画の一つ、ボーベー市場での「リアル仕入れ同行体験」です。
ボーベー市場は、地元の方々がよく利用する市場で、観光客もあまり見かけません。より「生活に密着した商材」が見つかる場所として、金城さんもよく利用されているそうです。
ネット情報では伝わらない現場の空気感
実際の仕入れ現場にご同行いただいて、一番感じていただけるのは「空気感」の違いでした。ネットの情報で見るのと、実際にその場にいるのとでは、サプライヤーとのやり取りの微妙なニュアンス、商品の質感、市場の雰囲気など、全てが違って感じられます。

プロの商品選定を体験
金城さんの商品選定を間近で見ていると、その仕入れ判断の基準がとても勉強になります。様々な要素を総合的に判断して、仕入れるかどうかを決めていく。この判断力は、まさに経験の賜物ですね。

3日目の夜は、タイの有名シーフードレストラン「サヴォイレストラン」での夕食会です。ターミナル21にある店舗で、景色も料理も最高のレストランです。
最終日の夜ということもあり、3日間のツアーの総括をしながら、今後のビジネスプランについてのお話で盛り上がりました。






まとめ:新しいビジネスの可能性を発見する4日間
4日間の濃密な仕入れツアーを通じて、ご参加いただいたお客様にはタイでの仕入れの基礎から実践までを学んでいただきました。金城さんの豊富な経験と知識に基づくレクチャーは、今後の仕入れ活動に大いに活かしていただけることでしょう。
特に、チャトゥチャックマーケットでの実践的な仕入れテクニックや、プラトゥーナム市場でのアパレル商材の選定方法、ボーベー市場での実際の仕入れ現場のご見学など、座学では学べない貴重なご体験を積んでいただくことができました。
お客様からは「実際の仕入れ現場を見学できて、とても勉強になった」「金城さんが惜しみなく伝授してくれたノウハウがとても参考になった」などのお声をいただき、充実した4日間となったことを嬉しく思います。

次回ツアーへの期待とお客様へのメッセージ
次回のツアーも、より充実した内容でお届けできるよう準備を進めてまいります。今回のツアーで得られたフィードバックを活かし、さらに実践的で価値のある学びの場をご提供していく予定です。
タイ仕入れにご興味のあるお客様へのアドバイス
まずは情報収集から: いきなり現地に行くのではなく、まずはタイの市場や商材について基本的な情報を収集されることをお勧めします。
中国輸入との違いを理解する: 中国輸入のご経験がある方は特に、タイ輸入では全く異なるアプローチが必要であることをご理解いただければと思います。
長期的な視点を持つ: タイ仕入れは短期的な利益を追求するビジネスではありません。品質やストーリー性を重視し、お客様との長期的な関係構築を目指すビジネスモデルです。
新しい挑戦への第一歩
タイ仕入れは、確かに新しい挑戦です。しかし、適切な指導と環境があれば、その挑戦は大きな可能性と成長の機会に変わります。
「タイ仕入れ、ちょっと気になるかも…」そう思われた方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。新しいビジネスの世界が、きっとあなたをお待ちしています。
物販ビジネスの可能性は、まだまだ広がっています。価格競争だけではない、価値で勝負するステージへ。タイ仕入れは、そんな未来への扉を開く鍵になるかもしれません。
皆様のご参加を心よりお待ちしております!

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