【タイ仕入れノウハウ】アパレル編 衣服素材のアレコレ

皆さんこんにちは、バンコクパスポートです。

前回に引き続き、タイ仕入れノウハウでタイで衣服繊維のアレコレと題して、タイ仕入れの衣類で多い素材の特徴をご紹介し、仕入れの参考にして頂けたらと思います。

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タイ仕入れ衣服素材の紹介

 

植物繊維

主原料は植物からなり、熱や洗濯などの摩擦に強い特長があります。

目次

コットン(綿)

コットンは吸水性に優れ、丈夫な性質を持ち、熱に強いという特徴があります。

特に日本人は綿100%の商品は人気が有ります。

こういったコットンのシャツは定番です。

色を染める際もキレイな発色で染まります。

肌触りが良く、汗を良く吸う為、あらゆる衣類や小物などに、広く使われています。

麻(リネン)

吸湿性とその水分を発散させる性質があり、夏の衣類に使われることが多いです。

リネンの繊維は中が空洞になっており空気が含まれ、通気性、保温性のバランスが良く、耐久性も抜群

エプロンやテーブルクロス等の、キッチンや食卓で使えます。

日本ではリネン=シーツと言う概念が有るくらいです。

また、シャツやスーツ、ジャケットにも使えますし、何より耐久性が抜群なので長い目で見れば、一番安くつくかもしれません。

動物繊維

羊毛等の動物の毛を使った物や蚕の吐く糸等を原料とします。

シルク(絹)

タイシルクは有名で、イサーン(タイ東北)地域で生産するタイシルクは、糸が太く手作業で糸を繰り、独特の光沢をもつ高級品です。

以前市場に調査しに行ったときに、ネクタイを見つけてシルク製かと聞いてみたら、「高タイシルクはそんな値段では買えません」と言われました。

お値段は張りますが、良いデザインの物が有ったら試しに、売ってみるのも良いと思います。

動物性たんぱく塊な為、お手入れや防虫剤は必ず必要です。

再生繊維

再生繊維とは、繊維を取ったあとの残りの繊維を溶かしてから繊維状に再生する方法で作られるため、再生繊維と呼ばれています。

フリースののこの仲間に入ります。

今回はその中でも天然由来の物をご紹介ます。

キュプラ

キュプラは、綿花を取った後の茎の繊維から作った素材です。

とても柔らかくしなやか、滑りがとても良く、光沢感もあるため高級感も抜群、更には吸湿性と合わせて放湿性もあり、静電気が起きにくい問い特徴が有ります。

そうです、スーツの裏地に使われている物です。

ただ、単独だとお手入れが面倒で、シワになりやすく毛羽立ちやすいため、クリーニング店にお世話になるような感じです。

バイヨークのジローラモさんおデザインした服の素材にも、綿にキュプラを少し混ぜて通気性と速乾性を兼ね備えたものにしていますので、必ずしもマイナスではありません。

レーヨン

パルプ繊維から取り出して、化学処理をした繊維です。

他の繊維となじみやすい為、良く使われますが、レーヨン100%の物はお気を付けください。

抜群の吸水性の為、洗濯時のキューティクルが開いてしまう事、またそれによって周りの毛と絡まって縮んでしまうことまた、水洗いすると大変シワになりやす素材です。

レーヨン100%の物は、タイでは役に立たない為出回らないかもしれませんが、念の為に何の素材なのか聞いたときに、レーヨンと返事が来たら混紡比をは必ずチェックしましょう。

日本人に人気の天然由来繊維をご紹介しました。

タイの服飾仕入れの際のの参考になればと思っています。

普段洗濯タグ等に見られる繊維の名前ですが、こうして特徴を確認すると用途も明確になり、仕入れの参考になるかと思います。

気になる方、ご質問等はホームページよりお気軽にお問い合わせください。

皆様のお問い合わせお待ち申し上げます。

 

 

 

 

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