【タイ仕入れノウハウ】タイで仕入れ可能な革の種類を紹介

皆さんこんにちは、バンコクパスポートです。

今回は、タイで仕入れ可能な種類を紹介します。

タイで仕入れ可能な革の種類

CITESが必要な物

ワニ革

爬虫類皮革(エキゾチックレザー)の代表的なものがクロコダイル(ワニ革)で、アリゲーター科、クロコダイル科、カイマン科の3つに分類されます。皮革の中でも最高級品として知られるクロコダイルは、その美しさと希少性から「革の宝石」と呼ばれ、欧米の有名ブランドでも人気の高い素材です。

クロコダイルの特徴である表面の凹凸はワニの鱗模様「腑(ふ)」によるもので、四角い模様は「竹腑(たけふ)」、丸い模様は「丸腑(まるふ)」と呼ばれます。

腑の配列がバランス良く美しいものほど貴重で高価だとされています。牛革と比較して数倍もの耐久性があり、お手入れを続けることで長きに渡って使えるので、皮革のなかでも王様的存在です。

蛇革

個性的な斑紋や鱗模様を持つヘビ革は、総称して英語でパイソンと呼ばれます。表皮には独自の小さな鱗が並び鱗独特の凹凸感がありますが、質感はとても滑らかです。種類によって異なる斑紋の美しさが魅力で、特に主流のダイヤモンドパイソンは全身のダイヤモンド模様が個性的で、装いにアクセントを添えるアイテムとして界中で人気があります。

ヘビは日本古来より財宝神である弁財天の使いとされ、そのためヘビ革の財布は縁起が良く、財産を増やしていく力があると信じられ現在も人気です。

CITESが必要ない物

牛革

牛革は皮革のなかでも代表的な革製品としてさまざまな商品に形を変え世界中で愛用されています。

均一な光沢があり、傷ひとつない1枚革が最高級とされています。また、表面加工を施すことにより爬虫類系の模様や網模様などを再現することも可能です。

ダチョウ革

オーストリッチと呼ばれるダチョウ革の特徴といえば、羽毛が生えていた後の毛穴跡の丸く突起したクイルマークです。

クイルマークは1羽から約40%しか取れず、このクイルマークがきれいに出ているものほど希少性が高い革です。丈夫かつ立体的な構造から柔軟性があり、高級品向け素材としてバッグや財布、レザーウェアなどに幅広く使用されています。

 

また、足の部分の革はオーストレッグと呼ばれ、爬虫類に似た鱗状の模様が特徴です。一羽のダチョウから2枚しか取れない上、使用できる部分も限られるので貴重な素材として知られています。

エイ革

英語ではスティングレーと呼ばれるエイ革は、循鱗(じゅんりん)と呼ばれるエナメル質の尖った凹凸の鱗を丁寧に研磨することで、まるで宝石を散りばめたような美しい表情が生まれ「海の宝石箱」とも例えられます。

 

1匹に1箇所しかないスターマークが特徴的で、非常に硬質で水に強く堅牢性に優れ、お手入れ次第でその寿命は100年を超えると言われています。

現在も多くのハイブランドで人気の高い素材です。

ちなみに仏語の呼称ガルーシャは、当時フランスで活躍したエイ革職人ジャン・クロード・ガルーシャにちなんだものです。

またエイ革は、日本でも馴染みの深い皮革で1000年以上前の刀の柄や甲など武具の装飾に使われていて、鮫革拵えと呼ばれています。

以上タイで仕入れられる革の種類をお伝えしました。

 



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