こんにちは、バンコクパスポートです!
先日タイのパイソン革工場を訪問してきました!工場はバンコクから車で1時間ほどの場所にあります。
現在のオーナーは3代目のニンさん、車マニアでもあり工場には自分でカスタムしたという車両が数台並んでいました。往年の名車ホンダDioもありました。

工場の1階はショールームになっており、そこには製品や革サンプルが展示されています。
若いオーナーらしく、カフェ風のおしゃれなショールームになっており、そのセンスが製品に反映されていて、よく見かける既製品のデザインとは違った、洗練された感性を感じることができました。
日本からのオーダーも多いそうで、製作中のサンプル品も見せてもらいましたが、
お客さんの意図を反映させた細部へのこだわりが光る、素晴らしい出来上がりでした。

1階で商品の見学をさせてもらった後は、2階の工場スペースへ案内してもらいました。
この工場はパイソンの他に、ワニ革やオーストリッチなどの製品も製作しているそうです。
自社でパイソンファームを持っているほどの規模の工場なのですが、その規模を感じさせない丁寧な対応が印象的でした。
2階の工場スペースでは、各工程ごとに作業エリアが分けられており、それぞれ熟練の職人さんたちが粛々と作業を進めています。
日本の工場でもそうかもしれませんが、タイの工場にはそれぞれ独特の空気感があります。
ここの作業場はコンクリート打ちっぱなしで窓が多く、採光の良い作業環境です。
アトリエと言いたくなるような雰囲気で、無駄なゴミなどが落ちていない整理整頓されたフロアからは、職人さんたちの繊細さが伝わってきます。
製品の品質はもちろんのこと、製作現場の雰囲気からも仕事に対する姿勢が感じられるものですね。

OEMの際に実際の製作前に作製するモックアップも見せてもらいましたが、
モックアップの段階でジッパーや使用する金具類など、細かい部分まで精巧に作られていました。
お客さんの意図を汲み取って反映させようという姿勢が強く感じられました。

作業工程は大まかにパターン引き、裁断、加工、縫製、仕上げと区分けされており、
各工程の作業内容などをオーナーさん自ら詳しく説明してくれました。
オーナーさん自身が細かい点まで作業内容を把握していることに少し驚きを感じました。
車いじりが好きなことからも見て取れるように、モノづくりに対する深い思い入れが伝わってきます。
材料となる皮革は種類ごとにストックされており、傷やシワが付かないように丁寧に保管されていました。
エキゾチックレザーと内張りで使うレザーの種類と相性についても丁寧に説明してもらい、勉強になることがとても多かったです。
OEMの製作に限らず、買い付けでタイに来られた方なら経験されたことがある方もいらっしゃると思いますが、特に最初のうちは自分の感性だけに頼って仕入れをしてしまいがちです。
特にOEMの場合は、生産に入ってしまった後からの変更が難しいので、このように経験のある作製者側のアドバイスは判断する際にとても参考になります。
ショールームと工場を案内してもらった後に、ここで飼育されているパイソンの生体も見せてもらいました。
オーダーの際にお客様に生育状況などをお見せするために、飼育しているとのことでした。
パイソンは締めヘビと呼ばれ、主に締め付けによって獲物を捕食します。毒は無いようなのでその点はご安心ください。

今回はいきなりの訪問だったにもかかわらず、とても暖かく歓迎していただき、お食事までご馳走になってしまいました。
この工場はパイソンの自社ファームも所有しており、タイでも数少ないパイソン向けCITESの発行が可能な工場です。
日本はもちろん世界各国からオーダーを受けているので、品質はもちろん対応の面でもご満足いただけると思います。
もし、パイソン製品のOEMをお考えの方は、工場へのアテンドも含めてお気軽に弊社までお問い合わせください。


