
「タイで仕入れビジネスを始めたい」と考えたとき、多くの人が最初に訪れるのがプラトゥーナム(Pratunam)というエリアです。
ここは、バンコク最大級のファッション問屋街。Tシャツ、バッグ、アクセサリーなど、ありとあらゆる商品が激安価格で手に入る「仕入れの聖地」として、日本人バイヤーにも長年愛されてきました。
そんなプラトゥーナムが今、数千億円規模の大規模再開発で「タイの新宿」へと生まれ変わろうとしています。この変化は、これから仕入れビジネスを始める人にとって、大きなチャンスになるかもしれません。
プラトゥーナムってどんな場所?
まず、プラトゥーナムがどんなエリアなのか、簡単にご紹介します。
場所
バンコクの中心部、BTSチットロム駅から徒歩10分ほどの場所。スワンナプーム空港からも車で30〜40分とアクセス抜群です。
特徴
- 激安ファッション問屋街: 衣料品、バッグ、アクセサリーが卸値で買える巨大マーケット。
- 24時間営業のエリアも: 深夜〜早朝に仕入れをするバイヤーも多く、「眠らない街」と呼ばれています。
- ホテルが多い: 仕入れ目的の宿泊客向けに、手頃な価格のホテルが密集。
- 屋台グルメ天国: 有名な「ピンクのカオマンガイ」など、B級グルメの宝庫。
一方で、古いビルや狭い路地が多く、「活気はあるけど、ちょっと雑然としている」というのが正直なところでした。
なぜ今「大変身」しているのか?
プラトゥーナムが変わり始めた理由は、大きく分けて2つあります。
理由1: 新しい地下鉄駅ができる
バンコクでは現在、MRTオレンジラインという新しい地下鉄路線の建設が進んでいます。この路線に「プラトゥーナム駅」ができる予定で、開業すれば:
- バンコク東部・西部への移動が格段に便利に
- 空港からのアクセスもさらに改善
- 「乗り換えの要所」として、人の流れが一気に増える
つまり、「駅前の一等地」に格上げされるわけです。
理由2: オンライン化で「リアル店舗」の役割が変わった
最近、タイでも「ライブコマース(ライブ配信で商品を売る)」が大流行。現地に来なくても、スマホで仕入れができるようになりました。
そのため、プラトゥーナムのお店も:
- 「見て・触って・体験できる場所」に進化
- ただの問屋街から、観光客も楽しめるショッピングエリアへ
という方向にシフトしています。
具体的に何が変わるの?
再開発の中身を、分かりやすくまとめます。
変化1: 超高層ビルが続々建設中
48階建ての巨大ショッピング&ホテルビル(The Platinum Square)が建設中。下層階は最新のショッピングモール、上層階はホテルになる予定です。
これにより:
- 古い問屋ビルが、綺麗で快適な商業施設に
- エアコン完備、Wi-Fi完備の快適な仕入れ環境
- クレジットカード決済やQRコード決済も普及
変化2: 「グルメストリート」ができる
今までは「仕入れに来る場所」だったプラトゥーナムに、夜も楽しめる飲食エリアを作る計画が進行中。
- 昼間:仕入れ&ショッピング
- 夜:レストランやカフェでリラックス
という、一日中滞在できる街に変わります。
変化3: ホテルがさらに充実
既にホテルが多いエリアですが、さらに中価格帯〜高級ホテルが増設予定。「バンコク観光の拠点」として、より多くの旅行者を呼び込む狙いです。
これから仕入れビジネスを始める人にとってのメリット
この再開発、実は「これから仕入れを始める初心者」にとって、かなり追い風です。
メリット1: 仕入れがもっと簡単・快適に
- 綺麗で分かりやすい施設:迷路のような古いビルから、案内表示のある近代的なモールへ。
- デジタル決済対応:現金を大量に持ち歩かなくてOK。
- Wi-Fi完備:その場で商品を調べたり、翻訳アプリを使ったりできる。
メリット2: 「オンライン+リアル」のハイブリッドが可能
- 現地で実物を見て、気に入ったらオンラインで追加発注
- ライブ配信スタジオ併設のビルも登場予定
- 「現地視察→帰国後にオンライン仕入れ」という新しいスタイルが定着
メリット3: 観光も楽しめる、宿泊にも最適なエリアに
- 仕入れだけでなく、グルメや観光も楽しめる街に
- 家族や友人を連れて来ても退屈しない
- 「ビジネス+旅行」の一石二鳥が可能
これまでは、プラトゥーナムの「下町感」から、「仕入れには便利だけど、宿泊は飲食店が充実したスクンビットエリアに」という方も多かったと思います。
しかし、都市開発により:
- グルメストリートの整備で、夜の食事も充実
- ホテルの質・選択肢が大幅に向上
- 観光スポットへのアクセスも改善
「仕入れ拠点」としてだけでなく、「観光も含めた宿泊に適したエリア」へと進化しています。わざわざスクンビットまで移動しなくても、プラトゥーナムで完結できる時代が来ています。
バンコクパスポートがプラトゥーナムにいる理由
私たちバンコクパスポートの事務所と倉庫は、まさにこのプラトゥーナムにあります。
なぜここに拠点を置いているのか?それは、仕入れビジネスに最適な環境だからです。
理由1: 問屋街の真ん中にある
朝、お客様から「この商品が欲しい」と連絡をいただいたら、午後には問屋を回って商品を確保。翌日には日本へ発送、ということが可能です。
理由2: 変化の最前線にいる
再開発の様子を毎日目にしているので、「どのエリアが熱いか」「どんな新しいお店ができたか」といった最新情報をリアルタイムでキャッチ・発信できます。
理由3: アクセスが抜群
空港、ホテル、観光地、どこへ行くにも便利。お客様の現地視察アテンドもスムーズです。
バンコクパスポートができること
プラトゥーナムに拠点を置く強みを活かし、以下のサービスを提供しています。
- 現地視察アテンド: プラトゥーナムの問屋街、工場、その他仕入れエリアへのご案内。
- 買い付け・仕入れ代行: 商品の調査、交渉、買い付けを代行。
- 検品・梱包・発送: 事務所と倉庫がプラトゥーナムの中心地にあるため、スピード対応が可能。
- 市場調査・リサーチ: 最新のトレンド、価格相場、競合分析のご依頼にも迅速に対応。
- タイ進出・展示会出展サポート: タイ市場への進出や、展示会への出展をお考えの企業様向けの総合サポートにも対応しております。
「タイで仕入れをしてみたいけど、何から始めればいいか分からない」という方は、ぜひ私たちにご相談ください。現地の「今」をリアルタイムでお伝えします。
プラトゥーナムは「次の10年」の主役
プラトゥーナムの再開発は、単なる街の美化ではありません。「仕入れの聖地」が、さらに進化する大きなチャンスです。
- 新しい地下鉄駅で、アクセスが劇的に改善
- 古い問屋街が、快適で近代的なショッピングエリアに生まれ変わる
- オンラインとリアルが融合した、新しい仕入れスタイルが誕生
「タイの新宿」という構想が実現すれば、このエリアは商業、ビジネス、観光の融合点として、アジア全体からも注目される場所になるでしょう。
私たちバンコクパスポートは、この変化の最前線で、皆さまのタイビジネスを全力でサポートします。
お問い合わせ: バンコクパスポート公式サイト(お問い合わせ)


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